日本を取り巻く状況は何か間違っています。いまさらの話に聞こえるかも知れませんが、昨日はスワップの話を書きましたが今日はIMFから日本の税率にけちがつきました。そもそも日本の財政状況が悪いのは様々な要因がありますが、基本的に税収が悪いから財政状況が悪いのではないのです。因みに先進国比較でも全く悪くないほうです。ではなぜ日本にけちをつけるのか・・・・
それは日本が一番お人よしで何でも支援する側の国だからなのですね。中国韓国へは極めて馬鹿な例なのですが、国連に対しても当のIMFに対しても各国へのODAでも群を抜いて援助する側なのです。それがリーマン後日本は円高に苦しめられ税収が下がり財政状況の悪化が言われていますが、それは個人の消費税のせいではなく主に企業からの税収が減ったのが一番の原因。
好き勝手やっている為替の動きに一番割を食っているというだけで、IMFの言い分は全くナンセンスと言えるのです。そのIMFの日本への要望や分析ももしかすると消費税上げを地固めする為財務省からの出向している人間がレポートを書いている可能性が高いとも思います。
そもそも増税は福祉目的で導入されるのに資金使途はどうせ徴収するだけ徴収して自由に使える復興財源と同じような道筋を辿るのでしょう。経団連の米倉弘昌会長も昨日自民党の安倍晋三総裁ら新執行部と都内のホテルで政策対話を行いましたが、これも異例中の異例で民主党の新執行部や新内閣との意見交換の前に行うと完全に経済界は民主離れが鮮明です。
国民の生活の為にというのは経済を立て直さなければ国も潤いませんし、国民を圧迫し続けていると将来的に日本は本当にぼろぼろになるという絵は鮮明に見えるのですが、どうしても今の政権に限らず政治家の言っているビジョンだけでは日本が立ち直るようにも見えないのです。今の為替の水準は実は企業が頑張って対応しているとはいえ、そろそろ収益限界を迎える所も多いと思います。もしもシャープを潰す方向性であればパイオニア辺りも連鎖倒産が起きるかもしれません。山一證券を潰した時よりもインパクトは絶大。シャープショックが起きる可能性もあると思います。私は各外資系がレーティングを下げてきたのはある意味があると思っています。GSはえげつないです。買う為の格下げ。いつものパターンですね。
それにしても地合いは最悪ながら、美味しい話はあるものですね。
今日プレミアムメンバー様に配信した銘柄はマイナス圏から怒涛のストップ高。それにしてもこの情報源は凄まじいの一言です。前日比3%安から一気に26%プラスですから(汗) 270円で利益確定配信しましたが、その後も張り付きました。明日も上値追いそうな勢いです。