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決着がつくかと思っていましたが、結局取引時間中の採決にはなりませんでした。
復興関連でありマル政銘柄でもある福田組を初め復興関連は3月下旬から調整に入っていたせいもあり上昇しましたが、後場は利益確定売りが多くでてしまい短期資金の逃げ足も早かったようです。
日経平均も上下に68円しか動かず膠着相場でした。終値は164円安の9555円。
内閣不信任案も、自民党公明党立ち上がれ日本の3党が提出したにも関わらず、マスコミは民主党内の事ばかり取り上げました。民主党内の分裂派に追い立てられて不信任案をしぶしぶ提出したような状況でしたね。
不信任案が可決された場合、小沢氏の裁判関係なく今回の件で影響力が大きくなり、復興工事の進展が期待できる事から復興関連銘柄に買いが入りました。
自民党に政権が戻る事は考えられず、解散総選挙となってもこのような時期に選挙など自分達の事しか考えていないと国民には思われ、有利にはならないでしょう。
民主党内の分裂に主軸をおいた今回の造反劇でしたので、連立政権樹立して政権内に入り込もうと考えているのか。
しかし解散総選挙より、総理の首の挿げ替えの方が現実的であり、その場合は誰が総理になるのか。裁判を抱えている小沢氏は幾らなんでも考えられず、民主党内からださず、亀井氏か?
否決されても民主党は除籍処分者が出ることから分裂し、菅政権の基盤が揺らぎ政権を維持する事ができないでしょう。
菅総理は秋の2次補正予算後に退陣を表明している事から、予算成立が難しくなってきた場合に新内閣に移行するのでしょう。
今回の政局でも海外投資家が買っているのは、菅総理よりはまだ政策や復興が進むと考えているからではないでしょうか。
政権交代時の民主党に期待した時の買いとは全く違い、可決した場合には自民党の協力を得るという前提での買い。政権交代してもさらに悪くなったのは明らかですから。
現在の大震災の菅総理の動きの悪さと同様で、関西でも阪神地区以外にお住まいの方は殆どの方が当事者ではないので忘れているでしょうが、阪神大震災時の村山政権は初動が遅すぎて、ひどく批判を受けましたが復興計画など全く立てられず、頭が白紙状態になっていました。そしてやっと官僚にマル投げし復興が進み始めました。
今回と同じく自民党が総理ではなかったから官僚を上手く使いこなせなかったからです。
今回可決された場合、造反組と連立を組むと、自民党が官僚を使いこなす事で政策や日本の復興を進める事ができるでしょう。
結局「歴史は繰り返す」。
------15時23分追記------
否決しました。152対293。意外に大差がつきました。
鳩山氏は反対票を投じた事や代議士会では擁護論も若干でていた事から不利と判断したのか、小沢氏以下数名は欠席したようです。
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