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今回の一連の外交問題は、全て普天間問題に端を発する事で、まずアメリカとの関係が悪化した事に全てが通じています。そもそも建前上軍を持たない日本は、日米安保条約があるから平和が保たれています。建前を排除すれば軍はあるのですが、いざ戦争になったらまるで歯が立たない軍しか持っていませんし、アメリカ頼りという事は誰でも知っています。尖閣ビデオ流出で、マスコミはそっちの犯人は誰だ?的な論調に進むでしょう。このロシア問題と、朝鮮学校無償化問題(トレーディングブログにて取り上げています)は、なんとなくフェードアウトしそうな雰囲気すらあります。
大事なアメリカとの関係は、どんなに犠牲を払っても遂行してきたのが自民党の政権でしたし、国民から異論があろうとも軸はぶれずに良好な関係(と言うよりも言いなりですが)を築いてきました。それを鳩山氏が一朝一夕で台無しに。完全に中国も、ロシアも気を見計らっていて攻撃を仕掛けてきたのです。
自民時代の北方領土政策は、人道支援、ビザ無しの経済を含む交流を推進しており、それを支えてきたのが北海道の政治家と外務省の連携がうまくいっており、何とかバランスを保っていました。TVマスコミは殆ど大事な事を最近報道するのは事後で、メドベージェフ大統領が北方領土訪問を表明したのは、聞けば随分前だと言うではありませんか。その間またしても無策の政府。
他国は外交と言う物に非常に重点を置いており、かつては国民にわかりにくい形ではありましたが、自民党政権時は日本もそうでした。でも、民主政権になってからは、如何に国民の人気を博し、票を得られるか、支持を得られるかだけが政策を決定づける要素で、日本の事は何も考えていないのがここに来てはっきりと判ってきたと思います。
欧州議会で北方領土を日本に返還するようロシアに促す決議案を2005年に上程したイギリスのグレアム・ワトソン欧州議会議員は1日、産経新聞社の電話取材に応じたようで、「北方領土は第二次大戦でソ連に武力で奪われたが、現在も間違いなく日本の領土だ。問題を平和的に解決するようロシアに圧力をかける必要がある」とコメント。欧州はエストニアがロシアとの領土問題でもめているので、日本側に着くのが得策と考えています。
外交とは、仲が良いからとか、気心が知れているから等で何とかなると思っている前総理のルーピー鳩山氏の思想は極めて危険ですし、それを踏襲しているかのような、現政権の思想も極めて危険です。外交は、他国は皆、自国の利益の損得勘定をなにより優先しますし、国益が中心。建前では「世界の輪」のようなコメントもたまには見ますが、実際はありえません。
今回のメドベーシェフ大統領の様々な発言は、実に巧妙に計算されており、日本は国後島の地熱発電所を訪れ、これは過去にディーゼル発電機を国後島に無償で作ったものです。これは北方領土に住んでいる住民に日本への依存度を高めるべく無償で建てました。その他にも最低限のインフラ整備は日本の国民は知らない人が多いと思いますが、全て日本が整備したのです。
それを全面否定するようなコメントを住民に向け強烈にアピールしたのが、今回の訪問の目的です。それは住民に対してもそうですし、日本政府は尖閣の問題で、何も出来ない。アメリカも口先だけは日本に寄ってはいるが、以前とは違い何もしないのを確認してからの動きなんですね。電力を始め、TVにしても携帯電話の件でも日本にはもう依存しないとの明確な意思表示をして、実効支配しているにも関わらず、それを更に強烈に国内外にアピールする事に成功したと言えるでしょう。
今現在抗争地域である事は日本もロシアも公式に認めている事で、この今回の訪問は事実上の喧嘩を仕掛けてきたのと同じなのです。ロシアと中国に共通する事は多々ありますが、自国の主義主張を全面的かつ一方的に押し出します。それで相手国が隙を見せたり、怯んだのを見計らい、他の国の様子を伺い、何も反応が無ければ強引に事を推し進めます。他の外的圧力が掛かりそうで、国益を損ねると判断すれば国際協調路線に転じるのはロシアが得意とする所で、この辺を日本の政府は全く理解していないようです。
モスクワの大使を呼び戻すのも遅すぎですし、その辺の抗議活動くらいは織り込んだ上で仕掛けてきているのでしょう。オイルのパイプラインの利権を巡って、国民に知らされていない何かがあると思うべきですし、企業主導で進んできた案件ですが、以前は全面的に政府がバックアップしていた事を、今の政権や外務省は頭も手も回らないので、全てが後手後手。
上記に書いたようなタイミングを計っていたのもありますが、石油のパイプラインを巡る利権の交渉のカードと見ても良いでしょう。これで、北方領土問題で折れると、恐らく企業が行なってきた交渉までも無になってしまう可能性があり、言いなりの負担を強いられるのは日本になってしまうのでしょうし、何も出来ない政府をこれ以上野放しにしておくのは非常に危険です。
ただ一つ大きな問題があり、TVマスコミの馬鹿さ加減で、安倍氏や麻生氏のような保守本流の現役で動ける政治家が、国民は恐らくまだ支持しないのではないかという所。2人の本音は、もうこの国の馬鹿な国民に力を貸すのは嫌だと思っているかも知れません。
自分達は、今のままで別に生活に不自由する事はないですし、末代までご飯の種には困らない位資産がありますから。今の谷垣氏及び、自民党の首脳部では、政権奪取したとしても、古きを排除した形の運営方針になっていますので、彼らでは全くの役不足です。多くの本当に地味なのだけれども、良く政治を理解しているメンバーは全て立ち上がれ日本に行ってしまったか、引退及び席はあっても事実上隠居。
もう一度自民党は、いわゆる老兵の意見を聞いて、国民感情を考えながら再度の再編をしたほうが良いと思います。今なら国家の存亡が掛かっているという大義名分を持てるでしょうし、いわゆる今の自民の中堅連中のプライドなぞ国の事を考えているのなら二の次にして欲しいです。
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