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ここ最近ユーロ圏のソブリンリスク問題は、ギリシャ問題と固有名詞を挙げて話題にされてきましたので錯覚を起こしやすいのですがギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアをリーマンショック以降ひとまとめにしてPIGSと揶揄されてきました。
5月14日<スペインのコアインフレ率が初のマイナスとなったことから、ユーロ圏の不安拡大への懸念が浮上>と、<スペインは今月から毎月多額の国債償還が実施される>と、書きましたが、そして昨日スペインの金融機関が公的管理下になったとの報道で、公的資金投入は27億ユーロ規模になります。
スペインは次々と財政緊縮策を打ち出していますが金融機関救済に問題が移ってきていますので、今後追いつかなくなり国の財政が持たないのではないかと不安視されているのです。
スペインはギリシャと違いユーロ圏での影響力はドイツ、フランス、イタリア、スペインと続きますので具体的な規模もありますが、影響力の大きさの問題が格段に違います。 そして、現在イギリスはギリシャの次に財政問題が急務なのですが、昨日財政緊縮策を打ち出しました。
日本や米国も同じように財政再建策を求められていますね。この政策が世界中に波及すると世界経済の回復がストップし、また景気低迷するのではないかと考えられています。 リーマンショック時世界中で経済政策を拡大させ、100年に1度と言われる金融危機に対して財政出動し、景気回復を優先させたものの不良債権問題に手付かずのまま放置し、米国の中小金融機関の破綻は現在も続いているのですが、日本で大きく報道されていません。隠しているものを株高→景気回復で何とか誤魔化そうとしてきた訳です。
米国の大手金融機関は金融危機の際、人件費等のコスト削減を徹底して行い、その後は上場企業の増資の手数料やこの1年間の株価上昇でトレーディング収入があり公的資金も返済した上に過去最高益を叩きだしたのです。
そうしている間に、株高により住宅販売も持ち直し地価下落にも歯止めがかかると思い不良債権処理を進めていません。 株価上昇にストップがかかった今、再度の公的資金出動になると今度は国の財政そのものが危なくなり金融機関救済どころではなくなります。
経済政策も国家財政が持たない中、再生復活の手段が殆ど残っていない状況。それがスペインの小さな金融機関一つの問題だけではなく、世界共通の問題だと再認識されているのです。 昨夜の米国市場の下落ですが、住宅購入の税金が控除される期限前の駆け込み需要があった為に住宅販売が好調でしたが、一時的なものだと判断されました。5月期の発表に反動があるのではないかとネガティブな捉え方をされてしまう相場。これはメキシコ人の相場と揶揄された一時の楽天的な相場ではなくなってしまっています。
但し最近の株安の影響で長期金利は下がり続けていますので住宅販売は落ち込む事はないだろうとの思惑もありますが、景気回復に減速がみられるようになると楽観視していられません。
この事から売り買い交錯の中、為替に影響され売り優勢になりました。現在の米国市場は日本と同様にユーロ/ドルの為替に影響される展開になっています。この1年以上米国の景気回復を支えてきたのはドル安による貿易赤字削減でした。
その前提がユーロ安により崩れた事になり先行き不透明感が漂い、今発表されている経済指標は今後悪化するだろうとの不安から市場の反応が鈍いのです。アメリカ市場はユーロ/ドルの動きが落ち着いてからの戻りになります。 金融規制改革法案が可決されましたが、中身は骨抜きになり金融機関に対してのコンプライアンス遵守のコスト増だけの形に。これは株式市場では好感されるのですが、オバマ氏側の民主党議員が大勢の中で医療改革法案に続き、今回も骨抜き法案になっている状況を考えると、今年の中間選挙で負けた場合さらに法案が通りづらくなり、ブッシュ氏の後半2年間と日本の安部氏以降の首相達がねじれ国会によって、国の意思決定が中々できないジレンマに陥った時と同じようにアメリカの国政が停滞するのではないかと思っている者が多いのです。
先行き不透明感が漂うのは国民の圧倒的支持で政権奪取した民主党も同じ。
経済政策も自民党のシナリオで、民主党が描く将来像が全くみえない状態で経済政策が期限切れになり、為替も不安定な中、6月の財政政策によっては日本国債の格下げに繋がる可能性がある状態では外資も日本市場への積極的な参加は見送ります。
日銀も政府の脆弱さが浮き彫りになっている中で、自分達だけが動いても意味がないと判断したのでしょう。 北朝鮮問題は危機意識が高まりますが、市場の売り要因の主因ではなく、一因です。
元々6月に核実験をすると宣言していましたから韓国との問題が表面化しなくても北朝鮮問題がクローズアップされるのは推測されていました
今後は昨年初め頃の神経質な動きに近い状態になります。個別では昨日からリバウンド狙いで買われ始めている銘柄もありますが、対応が難しくなってきますね。
問題は明日の前場。午前中で200円安以上のマイナスとなれば指標的にはリバウンドを迎えてもおかしくない局面。故にカラ売りの手仕舞いもその辺りで一回は手仕舞っても良いかなとは考えております。
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